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技術サポート(Formlabs)

【技術サポート F909】 Errorコード148, PR_ERROR_TENSIONER_RELEASE_TANK_TIMEOUTが表示された_Formlabs_From3, Form3B, Form3L

From3, Form3B, Form3LでErrorコード148, PR_ERROR_TENSIONER_RELEASE_TANK_TIMEOUTが表示された

※この記事は下記に記載の機種に関する技術サポートについて記載しています

Form3
Form3B
Form3L

テンショナーセンサーに何らかの異常が見られる場合に発生するエラーです

原因

テンショナーセンサーケーブルが外れている
テンショナーモーターケーブルのプラグが抜かれている
テンショナーの損傷
樹脂タンクの破損

トラブルシューティング手順

  1. ファームウェアを最新のバージョンにアップデートしてください。
  2. プリンタの電源を切り、電源から取り外してください。
  3. レジンタンクをプリンタから取り外し、ケースに入れ保管してください。
  4. 手袋をはめ、本体右側のLPUユニットを本体中央付近まで移動させてください。
    この際のX軸を回転させることでLPUユニットを移動させることが可能です。
    ※光学窓に触れないようにしてください。
    ※移動のさせ方についてはForm3メンテナンス動画光路の清掃手順の0:58を参考にして下さい。
  5. フロントカバーを閉じ、初期化を行ってください。
    初期化は電源投入後、Formlabsのロゴが表示された段階で、本体背面にリセット用の物理スイッチを押すことで実行可能です。
  6. レジンタンク、レジンカートリッジ、ビルドプラットフォームを挿入します。
  7. テスト印刷を開始します。

ここまでで解決しない場合

次をお試し下さい。お手元で実施が難しい場合は弊社サポートチームまでご連絡ください。

  • テンショナーが動く場合 (音が聞こえる場合)
    Form 3インターロック センサー ケーブルの取り付け直しを行ってください。
  • テンショナーがまったく動かない場合
    テンショナー モーター ケーブルの取り付け直しを行って下さい。

ファームウェアのアップデート手順

ファームウェアのアップデート手順

改善が見られない場合


製品の不具合についてはFormlabs社サポートまでご連絡をお願いいたします。
Form2のメーカー再生済み品につきましてはメーカーサポートの終了に伴い取り扱いを終了致しました。
Form3+などへのアップグレードをご検討ください。

弊社の技術サポートについてはこちらをご参照ください。

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技術サポート(UltiMaker)

【技術サポート U503】 プリントコアの種類とプリンタとの互換性について_UltiMaker_Sシリーズ/3シリーズ

UltiMaker_Sシリーズ/3シリーズのプリントコアの種類とプリンタとの互換性について

※この記事は下記に記載の機種に関する技術サポートについて記載しています

Ultimaker S7 ProBundle
Ultimaker S7
Ultimaker S5ProBundle
Ultimaker S5
Ultimaker S3
UltiMaker 3
UltiMaker 3Extend

プリントコアの種類とプリンタとの互換性については下記の対応表をご覧ください。

プリントコアタイプ対応素材の種類利用可能なサイズ対応プリンター
プリントコアAAビルド材料とブレイクアウェイ サポートに使用0.25mm
0.4mm
0.8mm
UltiMaker 3
UltiMaker S3
UltiMaker S5
UltiMaker S7
プリントコアBB水溶性(PVA)サポート材に使用0.4mm
0.8mm
UltiMaker 3
UltiMaker S3
UltiMaker S5
UltiMaker S7
プリントコアCC複合材料 (ガラスまたはカーボン充填) に使用0.4mm
0.6mm
UltiMaker S3
UltiMaker S5
UltiMaker S7
プリントコアDDUltrafuse サポート層材料 (金属拡張キット) に使用0.4mmUltiMaker S3
UltiMaker S5

互換性説明

  • プリントコアAAとBBは、すべてのUltiMakerプリンタ (UltiMaker 3、UltiMaker S3、UltiMaker S5、UltiMaker S7) と互換性があります。これらのプリントコアは、研磨材(カーボンやグラスファイバー)での使用は出来ません。
  • プリントコアCCは、耐摩耗性フィーダーを備えたUltiMaker プリンター (UltiMaker S3、UltiMaker S5、UltiMaker S7) と互換性があります。このプリントコアは、研磨材(カーボンやグラスファイバー)または複合材での使用を目的としています。
    ※UltiMaker 3シリーズのフィーダーは耐摩耗性フィーダーを備えていないため、プリントコアCCは使用できません。
    ※プリントコアCCは、UltiMaker S5 ProBundle、UltiMaker S7 ProBundle でも使用可能です。 マテリアル ステーションは、すべてのマテリアルベイに耐摩耗性のプリフィーダーがあります。
    ※MaterialStationはすべての複合材料と互換性があるわけではありません。UltiMaker マーケットプレイスで最新のプロファイルをチェックして、材料がMaterialStationで使用できるかどうかを判断してください。
  • プリントコアDDは、UltiMaker S5 ProBundle、UltiMaker S7 ProBundleでの使用は推奨されません。DDプリントコアは、金属のプリント時に使用される Ultrafuseサポートフィラメントのみをサポートしています。
    ※マテリアル ステーションでの使用は推奨されません。
    ※UltiMaker S7 の柔軟なビルドプレートも金属印刷と互換性がありません。

その他ご不明点がございましたら

弊社サポートチームまでご連絡ください。
詳しい技術サポートについてはこちらをご参照ください。

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技術サポート(UltiMaker)

【技術サポート U920】 ノズルオフセットプローブに失敗しましたと表示されて造形が開始できない_UltiMaker_Sシリーズ

Ultimaker_Sシリーズでノズルオフセットプローブに失敗しましたと表示されて造形が開始できない

※この記事は下記に記載の機種に関する技術サポートについて記載しています

UltiMaker S7 ProBundle
UltiMaker S7
UltiMaker S5ProBundle
UltiMaker S5
UltiMaker S3

1番側プリントコアと、2番側プリントコアの高さの差が許容値を超えている場合に発生するエラーです。

下記の点をご確認ください。

  • プリントヘッドの底部に汚れがないか
    ノズル周囲のシリコンノズルカバーや、金属フレームに汚れがある場合は取り除いて下さい。
  • ファームウェアのアップデート
    プリンターのファームウェアが最新でない場合は、最新のファームウェアに更新をお願い致します。
    ※ファームウェアのアップデート方法についてはこちらの記事をご確認下さい。

容量センサによって高さを計測しているため、本体に余分な電荷がある場合ノイズとなり計測が失敗する場合がございます。
下記の方法をお試しください。

  • 一度電源を切り、電源ケーブルを抜いて少し時間を置いてから再起動を行い造形を開始する。
  • プリントコアを変えてみる。
  • リフトスイッチのキャリブレーションを行ってみる。
  • ビルドプレートのマニュアルレベリングを行う。

リフトスイッチのキャリブレーション

マニュアルレベリング

改善が見られない場合

弊社サポートチームまでご連絡ください。
詳しい技術サポートについてはこちらをご参照ください。

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3Dプリント イベント

「Formnext Forum Tokyo 2022」に出展

この度、Brule Inc.は今月9月27日(火)~28日(水)に開催される「Formnext Forum Tokyo 2022」に出展する運びとなりました。

【展示会リンク】

Formnext Forum Tokyo 2022

【場所】

東京都立産業貿易センター 浜松町館4F
※浜松町駅から徒歩5分
アクセス

下記の実機を展示致しますので、
最新の3Dプリンタをご覧になりたい方、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

出店情報

【ブース小間番号】

 4-G002

【出展プリンタ】

・DesktopMetal社 レーザーを用いない焼結式メタルプリンタ「Studio System2」
・Nexa3D社 超高速光造形プリンタ「NXE400」
・Ultimaker社 オールインワンFFFプリンタ「UltimakerS5 Pro Bundle」
・Ultimaker社 デスクトップ型デュアルコアFFFプリンタ「UltimakerS3」
・Ultimaker社 サポート溶解デバイス「PVAリムーバブルステーション」
・その他サンプルパーツ展示

ご来場の事前登録はこちらのページからお願い致します

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技術サポート(UltiMaker)

【技術サポート U103】 ご利用者様向けのご案内_UltiMaker_Sシリーズ/2+ Connect

Sシリーズ/2+ Connect ご利用者様向けのご案内

※この記事は下記に記載の機種に関する技術サポートについて記載しています

UltiMaker S7 ProBundle
UltiMaker S7
UltiMaker S5ProBundle
UltiMaker S5
UltiMaker S3
UltiMaker 2+Connect

【セッティングについて】

ユーザーマニュアル

下記よりご利用の機種の資料をご閲覧下さい.

ユーザーマニュアルダウンロードリンク

機種リンク
UltiMaker S7 & S7 Pro Bundleダウンロード
UltiMaker S5 Pro Bundleダウンロード
UltiMaker S5ダウンロード
UltiMaker S3ダウンロード
UltiMaker 2+ Connectダウンロード

セットアップ

UltiMaker S5 Pro Bundleをご利用の方
UltiMaker S5 Pro Bundle セットアップをご覧下さい.

UltiMaker S5/S3をご利用の方
UltiMaker S3セットアップ動画をご覧下さい.
※UltiMaker S5 Pro Bundleの操作方法はUltiMaker S3と同様です.
※UltiMaker S3セットアップをご覧ください.

UltiMaker 2+ Connect をご利用の方
UltiMaker 2+ Connect セットアップをご覧下さい.

Ultimaker S5 Pro Bundle セットアップ

Ultimaker SUltimakerS3セットアップ動画

Ultimaker2+ Connect セットアップ

【スライスソフト UltiMaker Cura について】

  • 無償のスライスソフト” UltiMaker Cura”(Windows/Mac/Linux)は公式サイトからダウンロード可能です.
最低要件推奨要件
プロセッサーIntel Core 2 または AMD Athlon 64Intel Core i3 または AMD Athlon 64
解像度1024×7681920×1080
メモリ容量4GB8GB
ディスク容量550 MB600 MB
グラフィックOpenGL 2OpenGL 4.1
  • UltiMaker Cura の操作方法につきましては動画をご参照ください.
    ※ご使用中に不明な点等が御座いましたら, お気軽に弊社サポートまでお気軽にご連絡ください.

UltiMaker Cura の操作方法

【トレーニングについて】

メンテナンス関連の手順は動画をごトレーニング開始までにUltiMaker CURAのダウンロードをお願いいたします.
またテスト造形を行う場合やソフトの操作のご確認, ご説明時にこちらのサンプルSTLを使用しますので,
ダウンロードをお願いいたします.

【メンテナンスについて】

メンテナンス関連の手順は動画をご参照ください.
メンテナンス実施の頻度は【技術サポート U203】推奨メンテナンス_UltiMaker_Sシリーズをご確認ください
.

メンテナンス動画の再生リスト

【保証について】

  • プリンタ・付帯設備には納品日から 1 年間製品保証が付いております.
  • 不具合等が発生した場合, ご使用方法や製品(ハードウェア, ソフトウェア, 消耗品, 損耗品)へのご質問がございましたら, 下記弊社サポートまでお気兼ねなくお申し付けください.
    ※素材の逆流によるプリントヘッドの交換は保証の対象外です.
     詳細は【技術サポート U202】 フィラメントがプリントコアから漏れ出てしまった_UltiMaker_全機種をご参照ください.
  • ご購入から 1 年経過後より修理は有償となります.
  • 修理についての詳細は技術サポートをご参照ください.

【消耗品のご発注について】

消耗品のご発注は下記の方法にて承ります.
※代理店様よりご購入のお客様は引き続き代理店様よりご購入が可能です.
※価格表につきましてはこちらをご参照ください.

  1. 弊社ウェブサイトでのご発注
    ※クレジット決済, 代引き, 銀行振込の選択が可能です.
  2. E メール:contact@brule.co.jp でのご発注
  3. FAX:03-6803-0584 でのご発注
    ※E メール, FAX をご利用の方は消耗品オーダーシートをご利用ください.

    ※オーダーシートをご使用になる際は必ずプロパティ>全般>セキュリティの許可するにチェックを入れてからご使用ください.
  4. その他のお問合せはお電話かメールにて承っております.
    ※TEL:03-6803-0563 , E メール:contact@brule.co.jp
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3Dプリント ケーススタディ

『我々のデザイン業務に3Dプリンターは欠かすことができないツールに』テクノアートリサーチ様

Bruleとテクノアートリサーチのコラボレーション動画 2022年次世代3Dプリンタ展にて動画展示

製品のデザイン・開発現場における3Dプリンターの役割は、従来のラピッドプロトタイピング(3Dテクノロジーを活用した迅速な試作モデル開発技法)だけに留まらず、新しいモノづくりに大切な「創造力」や「独創力」を生み出す”クリエイティビティ”の向上にも欠かすことができないツールへと進化している。

今回取材した株式会社テクノアートリサーチ(以下 テクノアートリサーチ)は、カーデザインで培った経験を活かし、コンセプトメイキングから工業製品全般の企画、デザイン開発までのデザインフォローを一貫して行っており、そのプロセスにおいて3Dプリント技術をフル活用した業務の効率化を実現している。

テクノアートリサーチによるカーデザイン
東京2020オリンピック・パラリンピックをサポートする専用モビリティ「APM (Accessible People Mover) 2019」

事業内容について

テクノアートリサーチではどのような事業を展開されていますか?

トヨタデザイングループは世界各地にデザイン拠点を持っており、テクノアートリサーチは同グループにおける日本のデザイン拠点となっています。

弊社は、車両デザインを中心に幅広いプロダクトデザイン提案を行っています。また、トヨタに属しているデザイン拠点としての側面と、フリーランス的活動の一環として、一般企業からの案件にも対応しています。

デザイン業務の幅としては、自動車の外観・内装デザインを中心に、船舶や住宅機器、その他様々な工業製品のデザイン、またそれに付随したブランディング、3Dモデリング技術を活かしたコンテンツ開発、高校/専門校/大学などのデザイン講師など、多岐に渡る業務を手掛けています。

事業内容や3Dプリンターの可能性について語っていただいた経営統括本部本部長 桑田氏
UltiMaker S5で造形した部品を手に3Dプリンターの重要性を語る同社制作部 シニアエキスパートモデラー 冨永氏

3Dプリンターを導入したキッカケ(導入時期、初回導入機器について)

3Dプリンターを導入するに至った経緯について伺いたいのですが、御社ではどのようなキッカケで3Dプリンターを導入されたのでしょうか?また、導入された時期についても伺えますか?

ありがちな応えかもしれませんが、3Dプリンターを導入しようと思ったのは、シンプルに「3Dプリンターっておもしろそうだな」というところからです。

我々の会社は都市部のオフィス街にあるため、機械の重量や騒音をはじめとした様々な問題から、大型の機械を導入することが難しい環境にあります。しかし、デスクトップ型の3Dプリンターは、軽くてコンパクトなため我々のようなオフィス環境でも設置できますし、何よりリーズナブルな製品でも高性能でコストパフォーマンスに優れた製品が多数ラインアップされていることを知り、導入してみることにしました。

3Dプリンターを初めて導入した時期は確か2017年頃だったと思います。

当時は、初めて3Dプリンター導入ということで、ロープライスなFDM方式の機種を試しに使ってみたのですが、いざ実際使い始めると、当初想定していた以上に業務内で活用できることが分かり、より高性能な製品が欲しくなり、UltiMakerの「UltiMaker S5」と、Formlabsの「Form2」購入しました。

UltiMaker S5とFormlabs Form2の選定理由

FFF方式、光造形方式、どちらのタイプも複数のメーカーから様々な商品がラインアップされていますが、何故この2機種を選定されたのでしょう?

3Dプリンターの選定に当たりいくつも展示会を巡って感じていたのはサンプル品として展示している、よくあるタワーや船などの形状では、我々が求めている滑らかなデザイン意匠面を正確に再現してくれるのか分からず、要求を満たしている製品かどうか、判断出来ずにいました。そこで2019年夏頃に、導入候補として挙げていた3Dプリンター代理店を 5社ほど廻り、弊社指定のデータと条件で、プリントアウトして欲しいとお願いしました。あえて造形しにくい意地悪な形状と悪い条件で造形物を各社統一したのです。後日、実際に出来あがってきたモノを見て比較、評価しました。その中で、Brule(ブルレー)さんの「UltiMaker S5」で造形した物が一番きれいで予想を上回る出来に正直驚きました。そして迷わず「UltiMaker S5」を選択しました。また、デュアルヘッドであること、水溶性サポートなど多種多彩なマテリアルに対応していて使用用途の広がりを感じたのも理由の一つです。

コンセプトカー「Speedy Gesture」

もう一方の光造形「Form2」を選んだ理由ですが。

元々、高精細な造形に適した光造形機を欲しかったんですが、臭いや後処理の問題がある光造形機が本当にオフィス環境で使えるのか?と躊躇っていたんです。しかし、ブルレーの担当者さんに親身になって相談に乗っていただき検討を重ねるうち、我々のオフィス環境でも十分に使えると判断して、「Ultimaker S5」と同時に購入させていただきました。

実際に使ってみると心配だった匂いはほとんど気になりませんでした。

検証用モデルとして提供された「Speedy Gesture」の3Dプリント模型

産業用3Dプリンターとの比較

選定の際、大手メーカーの産業用3Dプリンターも候補にされましたか?

それはありませんでした。

予算的に折り合わなかったのもありますが、元々我々のような都市部のオフィスでは、産業用3Dプリンターのような大型機を設置するのが非常に難しいのです。粉末系プリンターも粉末除去用の機材スペースが別に必要で、設置場所に制限がでてくる為、当初から産業用3Dプリンターの導入は考えていませんでした。

デザインの現場において欠かすことができないツールとなった3Dプリンター

実際に3Dプリンターを使われているのは、どのような方達ですか?また、使用開始してから業務内容に変化はありましたか?

3Dプリンター使うメンバーとしては、デザインを具現化する「モデラー」が割とよく使っています。

最近では、3Dレンダリングソフトウェアの性能が向上し、レンダリング画像だけでもある程度判断できるようになってきましたが、細かなディディールや収まりなどに関しては、画面だけではどうしても分からないですし、何より我々は「物」で勝負している会社なので、最終的には実際に手に触れることができる「物」で確認したいのです。

例えばこれは、グリルの一部を再現するためにプリントしたパーツですが、こういった部品を1分の1サイズでプリントすることで、CADデータだけでは分からなかった細かな部分が確認することができるようになります。

こうして実際にプリントされた物を手にして検証し、修正点を3Dデータに反映させる。そしてそれを再びプリントして確認する。社内に3Dプリンターがあることで、このプロセスを納得いくまで何度も繰り返すことが可能になるため、結果的に、デザイン品質そのものを向上させることができるようになりました。

また、スポーツカーのデザインを得意とする弊社ですが我々のオフィス内で4分の1や5分の1のスケールモデルを作製することがあります。従来のように、粘土や発泡スチロールを使用して造った場合、スポイラーやグリル、ダクト、スポイラーなど薄い部分を作ることがとても難しいのです。しかし、3Dプリンターを活用すれば粘土では再現できなかった細かな箇所も部分的にはめ込み、表現できるようになるので、使い方次第で造形の幅も広がりかつ、リアリティーを出す事により正確なデザインの検証が出来ます。

データ立体検証に3Dプリントしたモデル(手前)を利用してデザインを追求し、制作されたクレイモデル

社内で必要な物を造れるようになったということは、3Dプリンターが、コストやリードタイムの削減にも大きく貢献しているということですね。

おっしゃる通りです。

精度の要求される物や実寸に近いサイズの物を制作する場合、今まではほとんど外注先へ委託していましたが、制作期間が長く、とても高価なため、出来上がった物に対して気軽に修正を加えて造り直すことが難しかったんです。しかし、3Dプリンターを社内導入してからは、自分達が納得いくまで何度でもやり直しすることが可能となり、結果的に外注費などのコストも大幅に削減することができました。

繰り返しデザインを追求することが可能になったことで、社内全体のクリエイティビティも向上したということですね。

そうです。細部にまで拘ってデザインを追求できるようになることで、より精度の高いデザイン開発環境を構築することができました。

また弊社では、社内活動の一環として、デザイナー、モデラ―に限らず「ものづくり力」を養うため、3Dプリンターでカプセルトイなどを製作し、クリエイション活動を行っています。画面上でのデザインだけでなく、実際に形にすることで、刺激を受け、様々なアイディアが生まれるキッカケになっています。

3Dプリンターの運用について

3Dプリンターを適切に運用するには、定期的なメンテナンスが必要になると思いますが、御社ではどういったメンテナンスを行っていますか?

プロジェクトの内容によっても異なりますが、我々が実際に3Dプリンターを使うのは、1週間に1〜2回程度ですが、特別なメンテンナンスはしていませんし、専門の部署や担当者も置いていません。普段は、3Dプリンターを使用する頻度が高いモデラー数名で運用している感じです。

弊社で最初に購入したFFF方式の3Dプリンターは、割と癖が強くて専門的な知識が必要でしたが、「UltiMaker S5」は造形ミスが少なく動作が安定している為、問題なく使い続けることが出来ています。今のところメンテナンスに関連した特別な作業は簡単な掃除以外、行っていません。また当初は、光造形で使用するレジン材料の管理方法について気になっていましたが、「Form2」はレジンタンクに材料を入れっぱなしでも光や気温、埃などに気を付ければ劣化せず、問題なく使えているので、光造形においてもあまりメンテナンスの必要性を感じていません。

今回新たに導入したFromlabs Form3を操作する制作部エキスパートモデラー嶋谷氏

「UltiMaker S5」と「Form2」は共に、ボタン1つ押せばほぼ自動でプリントしてくれるので、メンテナンスのことを気にせず、3Dプリンター初心者でもすぐに操作を覚えられるので助かっています。

3Dプリント材料について

材料についても伺いたいのですが、「UltiMaker S5」と「Form2」、それぞれの機種でよく利用されている材料はどのような材料ですか?

「UltiMaker S5」でよく使う材料は、PLAとABSですね。色に関してですが、多少遊びを入れたい場合はカラフルな材料を使用することもありますが、基本的にはディテールの確認に適したグレー色を使用しています。これについては「Form2」も同じで、スタンダード材料のグレー色をメインに使っています。また、光造形にはクリアー系素材もあるので、 レンズやガラス部品を再現する際、現物の見え方に近い透明な材料も使っています。

光造形の場合、造形の際にサポート跡が付いてしまいますが、ここに関してはどのように対処されていますか?

光造形のサポート跡については、造形時のモデルの角度を調整して、見えづらい場所やサポート構造を取りやすい場所に設置するなどして試行錯誤を重ねています。その他にも、プリント後に部品同士を被せて隠すようにしたりと、できるだけサポート跡が目立たないようにするために様々なやり方を試していますが、こういった工夫って、やればやるだけ気付きが多いんです。デザインの仕事は色々なパターンに応えないといけないので、正解を見つけながら、ベストなやり方を探っている感じですね。このようなノウハウが蓄積できるのも、社内に3Dプリンターを導入しているメリットのひとつだと思います。

水溶性サポート材を使われることはありますか?

3Dプリンターって、3Dデータを形にするのに制約がない分、アイディアの幅がすごく広がってきますが、複雑な部品の場合は、どうしてもサポート構造が必要になるので、UltiMakerの水溶性サポート材は使っています。この水溶性サポート材があれば、サポート構造を気にせず複雑な構造物をプリントできますし、除去も簡単なので積極的に活用しています。

後処理、仕上げについて

3Dプリントした造形物に対し、研磨や塗装を施すことはありますか?

外部から委託された際の納品物に関しては仕上げ作業をしますが、元々「UltiMaker S5」と「Form2」は表面の仕上がりが良いので、形を確認するだけであれば研磨しなくても十分に検証できます。特に「Form2」でプリントした物は、積層ピッチがほぼ見えないため、軽く研磨する程度で塗装もできてしまう印象です。

異なる造形方式の使い分け

「UltiMaker S5」と「Form2」の異なるプリント方式の3Dプリンターは、どのように使い分けされていますか?

「UltiMaker S5」の方は、「Form2」よりも造形エリアが広い分、比較的大きな物を出力する際に使っています。

「Form2」の方は、造形エリアが少し小さくなりますが、FFF方式よりも精密な造形が可能なため、より繊細な部品が必要になった場合に使用しています。

例えば、車のドア見切りの確認もそのひとつです。

面をスパッと切ってアー厶(金具)を掛けると、同じ面なのに段差があるように見えてしまうことがあるんですが、そのように精密な部分を再現し確認する際は、積層ピッチが目立たず、高精細な造形が可能な「Form2」を使ってプリントして、より精度の高い検証を行っています。

今後の運用について

オフィス環境の見直しなどを行っているそうですが、3Dプリンターの設置環境や運用面で変わることはありますか?

特に大きな変化はありません。3Dプリンターは元々モデルルームに設置していましたが、新しいレイアウトでは、デザイナー、モデラーに限らず、比較的見やすくみんなが触りやすい環境にして、身近に感じてもらいどんどん使ってもらう予定です。そうする事で社内のクリエイションがより活発になると思っています。

現在利用中の3Dプリンターの他に、使ってみたい3Dプリンターはありますか?

ブルレーさんで扱っている「Nexa3D(ネクサ)」と、Formlabsの「Fuse1(ヒューズ1)」が気になっています。

「Form2」の場合、造形物の大きさによってプリントに2~3日かかることがあるので、「Nexa3D」の造形スピードにはとても魅力を感じています。

もう一つ、粉末系3Dプリンター「Fuse1」は、造形時の制約(サポート構造)に縛られることが無いので用途が広がりそうだと感じています。先に述べた事が問題としてありますが、空調関連など、設置環境が整っていれば是非使ってみたい機種のひとつです。

カーデザインで培った経験と3Dプリント技術を活用し、デザイン力の強化と業務の効率化を実現しているテクノアートリサーチ 桑田本部長は「今となっては、我々のデザイン業務に3Dプリンターは欠かすことができないツールになっています」と語っている。

注釈:取材時は、撮影のためマスクを外しています。株式会社テクノアートリサーチでは、新型コロナウイルスに関連した感染症対策として、検温、マスク着用、手指消毒、3密回避のほか、健康管理を徹底しています。

株式会社テクノアートリサーチ
世界各地にデザイン拠点を持つトヨタデザイングループにおける日本のデザイン拠点。自動車外形や内装等のデザイン企画、モデル制作に担う。株式会社テクノアートリサーチウェブサイト

取材日 2022年5月24日

取材場所 名古屋市栄にある株式会社テクノアートリサーチデザイン拠点

取材対象者
株式会社テクノアートリサーチ 制作部シニアエキスパート, 冨永 敏之様

取材対象機種
UltiMaker S5 Pro Bundle 1台
Formlabs Form 2 1台

製品に関する問合せ先:03-6803-0563 / sales@brule.co.jp

UltiMaker S5 Pro Bundle
Formlabs Form 3+(Form 2後継機種)
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3Dプリント イベント

Formlabs から「Fuse1+30W」および、新パウダー「ナイロン11 CF」が発表されました

Formlabs社から、SLS方式プリンターである「Fuse1+30W」および、新パウダー「ナイロン11 CF」が発表されました。Bruleウェブサイトの製品ページは追ってアップデートいたします。

Fuse 1+ 30W:史上最高の造形スピードと幅広い材料を活かし、僅か数時間という真の高速生産を内製で実現

内効率的にパウダー材を保管し、誰もが簡単に操作できることを前提に設計されたFuse 1+ 30Wは、30Wの強力なレーザーを備え、実製品用の部品や各種治具をその日のうちにプリントいただけます。Fuse 1+ 30Wにて新たに実装された粉末のハンドリングシステムにより、炭素繊維強化ナイロン等の新たな材料が利用可能となります。また、オプションの窒素充填プリントではかつてない性能と一貫性を発揮するSLS製品が製造いただけます。

  • Fuse1+ 30Wは、既存Formlabs全パウダー(ナイロン11, ナイロン11CF, ナイロン12, ナイロン12GF)に対応しております
  • 既存Fuse1の販売終了予定はございません。
  • Fuse1+ 30Wの窒素充填機能は必須のものではなくオプションとなります。

Fuse1+ 30Wの特長

  • 30W の強力なレーザーとガルバノメータシステムにより、Fuse 1 の最大2倍の高速プリントを実現
  • 粉体ハンドリングシステムの改良により、独自の新素材(ナイロン11CF)に対応
  • 窒素入力による不活性ガス環境下でのプリントにより、既存材料や新材料の機械的特性を向上

ナイロン11 CF パウダー:構造的、熱的安定性、繰り返し衝撃への耐性を備えた、硬質で軽量なパーツの製造に

ナイロンとカーボンファイバーの良さを1つに集めた高性能材料は、剛性と強度共に優れており、最終製品への活用に最適です。

ナイロン11 CF パウダーの代表的な用途

  • 金属部品の代替品・予備品
  • 金型、治具、冶具
  • 高負荷装置
  • 機能的な複合材のプロトタイプ

適用可能なプリンター

  • Fuse1+ 30W
  • Fuse Siftでのご使用には、「Sift 300 Sieve」が必要です。

製品に関する問合せ先:03-6803-0563 / sales@brule.co.jp

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3Dプリント イベント

UltiMaker 3Dプリントエコシステムの導入を促進する 「最大6ヶ月間フィラメント無料」キャンペーン

UltiMaker(Brule)は、UltiMaker 3Dプリントエコシステム導入を促進する「UltiMaker 3Dプリンティングバンドル」キャンペーンを実施中です。

本キャンペーンでは、技術習得の鍵となる導入初期の負担を軽減していただくことを目的として、新規にプリンター購入される方に対して、UltiMaker社より最大6か月分のプリント材料が無料提供されます。

詳細URL: https://ultimaker.com/ja/bundles-2022

UltiMaker 3Dプリンティングバンドルキャンペーン

キャンペーン内容UltiMaker社より最大6か月分のプリント材料が無料提供
キャンペーン期間2022年7月1日 ~ 10月末日まで
キャンペーン対象新規にUltiMakerプリンター(2+Connect, S3, S5, S5 Pro Bundle)購入される方
申し込み方法UltiMaker公式ウェブサイトのフォームより申し込み https://ultimaker.com/ja/bundles-2022
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3Dプリント イベント

UltiMakerフィラメントのご紹介 SNSプレゼントキャンペーン

Bruleでは、異なる種類のUltiMaker製フィラメントを3名様にプレゼントするキャンペーンを継続的に開催しております。

本記事では、これまでプレゼントいたしましたフィラメントをご紹介いたします。

  1. PLA

UltiMaker PLA

カラーバリエーション

PLA(ポリ乳酸)は、植物由来のPLA樹脂を元に開発された材料です。PLAは、ABSとともに最も多く使用されている3Dプリント材料の一つであり、初心者向けとしても取り扱いやすいフィラメントです。プリントスピードが速く、安全に使用でき、さまざまアプリケーション用途に向いています。 高い寸法安定性と優れた表面品質が特徴で、詳細なプロトタイプからシンプルな製造治具やゲージまで、幅広い用途に理想的な材料です。

UltiMaker PLAフィラメントではカラー全11色(ブルー、ピンク、レッド、オレンジ、イエロー、グリーン、ナチュラル、ホワイト、グレー、透明、ブラック)からお選びいただけます。

PLA材料の主な特徴

  • 素早く簡単プリント
  • 高い寸法安定性と優れた表面品質
  • 大型モデルのプリント
  • 2色造形、またはPVAまたはBreakawayを使用したデュアルノズルプリント

PLAプリントモデルの主な用途

  • コンセプトモデル
  • 製造補助具/治工具
  • 建築模型
  • 医療視覚化モデル
  • 金属・セラミック部品の鋳造・鋳型
  • 教育用モデル
電動ドライバーモデルサンプル

PLAフィラメント技術情報

物性情報

Ultimaker 3Dプリンティングシステム対応表

UltiMaker PLAフィラメントは、UltiMaker 3Dプリンターの全てのノズルサイズに対応しており、単一材料としてプリントすることができます。なお、UltiMaker S5、S3、UltiMaker 3の各プリンターでの対応プリントコアは、AAプリントコアとなります。(BBはPVAフィラメント等、CCはカーボンファイバー等)

ノズルが2つ存在する、UltiMaker S5、UltiMaker S3、UltiMaker 3では、PLAフィラメントとPVA、Breakaway、または別カラーのPLAフィラメントを組み合わせて3Dプリントすることも可能です。この表は、PLAフィラメントと適合する材料を示しています。

PLAプリント時の温度設定について

UltiMaker PLAフィラメントは、選択ノズルサイズとプリントプロファイルに応じて温度設定されます。溶解部分のノズルでは、主に200~210℃前後の適度な温度が適用され、0.25mmノズル用プロファイルではやや低い温度を、0.8mmプロファイルではより高い温度設定を必要とします。

また、通常、加熱ビルドプレートには60℃が適用されます。また、青いテープ(3M社製幅広マスキングテープ等)を使用することで、コールドビルドプレートでPLAをプリントすることも可能です。

注)UltiMaker Curaソフトウェアで選択された3Dプリンター、ノズルサイズおよびプロファイルに基づき、自動的に正しい温度が使用されます。

UltiMaker PLA SDS(安全データシート)

日本語版:SDS PLA v3.004-jpn.pdf

画像提供:UltiMaker

PLAフィラメントによる3Dプリント例


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3Dプリント イベント

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